東京・千代田区猿楽町の在日本韓国YMCAで2月11日に開かれた「第50回 なくせ!建国記念の日 許すな!靖国国営化2・11東京集会」(2・11東京集会実行委員会主催)では、特定秘密保護法に反対する牧師の会共同代表の朝岡勝氏(同盟基督・徳丸町キリスト教会牧師)が「いま、この時代に、この地に生かされて─キリスト者として憲法を考える─」と題して講演した。
 朝岡氏は「1月の衆議院予算委員会で、ある自民党議員から『皇紀2676年』という言葉が飛び出した。一度、葬り去った天皇中心の時の数え方が、ここへ来てよみがえり始めている。『教育勅語』を復活させるべきだとの声も保守議員から出ており、それを許す空気が広がりつつある。私たちは、歴史というものを支配するような国のあり方に対してよく目を見開いていくことが必要だ」と警鐘を鳴らす。夏の参議院選挙で、与党が3分の2を取れば、衆参両院で3分の2以上の議員が発議できる状況が生まれ、憲法改正がいよいよ現実味を帯びて来るとも指摘した。(2月28日号で詳報)
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